2010年8月3日火曜日

今日の小説から一言

身なりの良い母親は私の方に一度だけちらりと目をやったが、
それきり私の方を見ようとはしなかった。

『月曜日の朝の公園に寝転んで缶ビールの空缶を五つも並べているような人間はまともな人間ではないのだ。』

身なりの良い母親がまた私の方をちらりと見た。

『まともな人間は月曜の朝に公園でクレジットカードを焼いたりはしない。』




※上記は、後一時間と少しでこの世から消えてしまう男がとった行動。

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