2011年9月19日月曜日

CI部 手代木花野と言う名の踊り子

ずっとずっと好きな事を続けると言う事は素敵な事だけれど、人しれず苦労もつきものであり、続ける事をやめてしまう人も多いもの。

僕の長年の友人に、ずっとずっと踊る事が大好きで、27歳になる現在も踊り漬けの生活を送っている友人がいる。
そんな友人が地元、仙台で公演を行う事になりました。

お時間がございましたら、是非お越しください。

下記に詳細を載せておきます↓↓↓

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CI部presents 
 
『落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。』

■日時;2011年10月14日〜16日
14日(金)19:30〜
15日(土)13:30〜/18:30〜
16日(日)13:30〜17:00〜Closing Party…

※開演の1時間前より受付開始。
※30分前より開演前パフォーマンスがあります。

■会場;せんだい演劇工房10-BOX BOX-1

■チケット;
一般前売 2000円 / 一般当日 2500円
学生前売 1500円 / 学生当日 2000円(学生証提示)※全席自由。
※チケット売り上げの5%を東日本大震災の義援金に充てさせて頂きます。

※開演前パフォーマンスは無料でご覧になれます。

■出演

渡邊絵理「未定」(コンテンポラリーダンス)

暴れンスティック「暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻」(演劇)
勝山聡、鯉渕加奈子、鈴木裕貴、手代木正太郎、沼田早紀、根岸香織

CI部「catch」(コンテンポラリーダンス)
荒悠平、石山優太、広末知沙、手代木花野、宝栄美希

■開演前パフォーマンス・展示アーティスト     
鈴木瞳(書道)
小野雄也(展示)
佐藤由実(インスタレーション)
宮地夏海(音楽ライブ)

★Closing Party
今回のイベントの特別企画として、最終日公演後に交流会的なイベントを行います。

軽食・ドリンクあり。本編の作品とは違ったパフォーマンスも行います。
●10月16日(日) 17:00〜 同会場にて
●1000円 ※公演チケットの半券をお持ちの方はワンドリンク無料。※予約不要


《CI部(ちぶ)プロフィール》
2008年、宝栄美希を主宰、手代木花野を補佐として設立。CI(Contact Improvisation)の
テクニックを基盤にし、プロジェクト単位での活動を行う。空間や現象、「ひと」との
関係性をテーマに創作活動を行うコンテンポラリダンスグループ。これまでに、
「gather」(2008)、「/////」(2009)、「catch」(2011)、「いす椅子テーブル」(2011)を発表。
また、イベントなどでのパフォーマンスや、定期ワークショップの開催等の活動も行う。

CI部・WEB
http://cibu.web.fc2.com/

■問いあわせ
ci.bu.ham.2008@gmal.com

■アクセス
せんだい演劇工房10-BOX
〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町2-12-9


追伸
僕も同郷の縁で、写真展示をさせてもらう事になりました。

好きな事を続けていると、こうして縁が紡がれていく時がある。素敵な事です。

是非、お越し下さい。

2011年9月7日水曜日

「地下鉄のバイオリニスト」

一人の男がワシントンDCの地下鉄駅構内に立ってバイオリンを弾き始めた。

1月のある寒い朝 だった。彼はバッハの曲を6曲約45分間演奏した。その時間帯はラッシュアワーで、約1000人がその駅を通った計算だ。ほとんどの人たちは仕事に行くと ころだった。

3分を過ぎた所で、一人の中年の男性が音楽家が演奏していることに気づいた。彼は歩くペースを緩め、数秒間立ち止まったが、 やがて自分の予定に急いで戻って行った。

1分後、バイオリニストは最初の1ドルのチップを受け取った。一人の女性が箱にお金を投げ入れ、 そして止まることなく歩き続けた。

数分後、壁にもたれて彼の音楽を聴く者がいたが、その男性は腕時計を見てまた歩き始めた。彼は明らかに 仕事に遅れていた。

もっとも注意を払ったのは3歳の男の子だった。彼の母親がその子を引っぱって急ごうとしたが、その子は立ち止まってバ イオリニストを見ていた。最後に母親が強く押したので、その子どもは何回も振り返りながら歩き続けた。このような動作が他の何人かの子どもたちによって繰 り返された。親たちは、例外なく、子どもたちを先に急がせた。

その音楽家が演奏した45分間で、わずか6人が立ち止まってしばらくそこに いた。約20人がお金を彼にあげたが、ペースを緩めることなく歩き続けた。彼は32ドル集めた。彼が演奏を終えると、辺りは静かになったが、誰もそのこと に気づかなかった。拍手する者はだれもいず、だれも気づかなかった。

誰も知らなかったが、そのバイオリニストは世界の最も優れた音楽家の 一人であるジョシュア・ベルだった。彼はこれまで書かれたうちで最も難解とされる曲のひとつを演奏した。350万ドルの価値あるバイオリンで。

地 下鉄で演奏する2日前に催されたジョシュア・ベルのボストンでのコンサートは売り切れていた。そのチケットは平均で100ドルだった。

こ れは本当の話だ。地下鉄駅でジョシュア・ベルがお忍びで演奏することを企画したのは、ワシントンポストで、これは人々の認知、テースト(嗜好)、優先順位 についての社会実験のひとつだった。

その企画の概要はこうだった。
ありふれた環境で、都合の悪い時間に、
私たちは美を認 知するか?
足を止めてそれを観賞するか?
予想できない状況でも才能を認知するか?

この経験から得られる結論のひとつはこ うだろう。

世界最高と言われる音楽家のひとりが最高の作曲と言われる曲を演奏するのに、一瞬たりとも立ち止まって聴くことをしないのなら ば、私たちはどれほどのものを見過ごしているだろうか?”



追伸
Twitterで見つけたサイトから引用させて頂きました。
とても素敵な時間をありがとう。